No.2: BRAGADA / Bragada

selected by Nino (新潟支部長)

90年代中頃、AXEは既に成熟期を迎えていて、もうこれ以上の発展は無いだろうと多くは考えていた。そんな矢先、実に鮮烈なデビューを果たしたバンドが存在する。Bragadaである。その音楽性は、それまでのバイーアの手法を踏襲しつつ、ノルデスチの伝統的なリズムや奏法、更にはヒップホップの要素もふんだんに取り入れ、実にと快適でありながら、にもかかわらず、どこか懐かしさを感じさせる、なんとも不思議な感覚。もちろん、未体験のものだった。『ブラジルの懐の深さは一体?』ダニエラや、オロドゥンといった元祖AXE軍団に渡伯の心を動かされつつあった当時、この1枚は駄目押しするに十分だdった。1年後の2月、カルナヴァルでごった返すバーハ灯台の前にNinoの姿はあった。勿論彼らの勇士を拝むために。
(でも実はオチもあったりする。それは、また別の機会にでも・・・)